観葉植物を育てている園芸店の発見 | ガジュマルの花!?沖縄では咲く花が。。山口県山口市でも咲きました

観葉植物を育てている園芸店の発見 | ガジュマルの花!?沖縄では咲く花が。。山口県山口市でも咲きました

ガジュマルの中でも、原産地:中国・台湾からやってきた

この子『フィカス・シャングリラ』は

別名:つる性ガジュマル:と呼ばれる品種で

鉢から垂れ下がるように生長します。

 

いつも、フィカス シャングリラが生息している地域から

届いた時にタイミングが合えば花が付いている事もありますが。。

 

今年は、自社で育てていて出荷前に気づいた可愛い実。

思わず季節外れの花に

危うく枯葉と思って除去しようとしたところ。。。

わ!お花だ。。

一瞬で本日、雪空の山口県に春がやってきたのかと

錯覚になるほど幸せな気持ちが降ってきました。

( 2024年1月24日現在 山口県 山口市 )

 

 

『 え!?これ花ですか!? 』

昨年に入社して初めての園芸店の冬を体験しているスタッフから

思わず本音がポロリ。。

『 はい。お花なんですよ。 』

(ちょっと先輩面したスタッフ歴3年の先輩よっしーから説明)

もう少し補足すると

この実は【隠頭花序】という実のようなふくらみの中に

小さな花がたくさん咲いているのだとか。。

 

聞いたことはあっても、中を開けてみてみた事はないな。。

ーー小さな花がたくさん咲いているーー

 

み。。見たすぎる!!

この中にお花畑!?

今までは、浸る暇もないくらい

入荷してからあっという間にお客様の元へ出荷してしまい

ゆっくり観察する暇もなかったのですが

この度は、自社で育てている間に花が付いてくれたので

 

今、見なくていつ見るのじゃ?

と駆り立てられて、1個だけごめんなさい。。

全員一致でこの秘密の中身を覗かせていただくことにしました。

 

園芸店でもまれな瞬間。

なので、この後ではお花を付けてくれた絶好の育てる環境やコツを

ご紹介したいと思います。

 

まずは。。さっそくお花畑を確認してみたいと思います。

 

【隠頭花序】わずか1cm程度の小さな小さな実です

 

 

【隠頭花序】カット

 

携帯のマクロ撮影で可能な限り近づいて撮影

 

肉眼ではザクロの種のようなものが密集しているくらいしか見えないけど

ここまで寄って撮影してみると、

まるでお花畑のような風景に思わず息をのみました

 妄想と現実のギャップはお楽しみ頂けたでしょうか?

と書こうと思っていたのが。。

 

妄想をはるかに超えた世界が広がっていました。

一緒に見ていたキャリア50年近くのチーフも

目で見えないミクロの世界に感動がとても大きかったです。

 

植物の世界の素晴らしさを改めて感じることが出来ました。

 

そしてリアルに1つのお花の真実を確認させていただいたので

 

 このフィカス・シャングリラ』ちゃんには

お礼も込めて、しっかり次の花を付けてもらえるような

愛情をマシマシで与えたいと誓った私たちです。

 

 

では、どんな愛情を与えたら花芽を付けてくれたのでしょうか?

入荷してから枯れたり失敗も含めて

振り返りたいと思います。

 

先に一言。植物を育てるにあたって、園芸店が必ずしも

いつも植物を枯らさない訳ではないんですよね。

 

初めて育てる種類の植物が入荷したら

正直、スタッフたちの心臓の音が聞こえてきそうな空気なのは

いつもの事なのです。

 

でもね。

何でも失敗して学ぶんですよね。

出来れば失敗したくないのは全員が理想で思っている事なんだけど。

出来れば、失敗しない事に越したことはないんだけども

 

植物の種類によってもだけど

植物の生まれ育ってきた環境とのギャップで植物も驚いちゃったり

厳しい環境に感じてしまったり

その植物なりに一生懸命なんだけどね。

 

一番のコツと言われれば

実はたった1つなんだけどな。と私は思います。

 

それは、『毎日見てあげる事』

色んな角度で見てあげたり

たまには葉を触ってみてあげたり

そしたら異変にもすぐ気づけるので

色々と対処も試してあげれると、だんだんわかってきます

 

これが嬉しいんだね

これが苦手なんだね

もっとお水が欲しいんだね

 

そうして、毎日気にかけていたら

今回、お花が咲いていました。

と持論はこのくらいにして、今回花芽を付けてくれた『コツ』

をシンプルに5つのポイントでまとめてみました。 

 

1.明るくお日様の光をいっぱい浴びれること

冬なんだけど温室の中は天井からお日様の光を浴びてるので

嬉しかったんだろね。

 

2.実は思ったよりお水が大好き

1月なんだけど、葉水は月・水・金と決めて与えてます。

葉の先までお水が行き渡るよう、霧吹きで葉先の隅々まで与える。

土の上にも思ったより多めに水を与えている。

 

3.鉢底を少し浮かして土の中がジメジメせず鉢底から乾きやすい環境

 

4.室温は、冬にあまり温度の高い場所で育てていると

皆様の元へ運送中の温度差で植物が辛くならないように

温室は5度以下にならない温度を保てる5~10℃位にしてます。

 

5.毎日見て観察してあげる

 

以上が、今回花を咲かせた育て方のコツとなります。

ちなみに、入荷して枯れてしまった時の事を思い出してみました。

 

●お水の頻度が少なかった

冬は1週間に1回程度、夏は週2回くらいでお水を与えてた。

攻略した今思う事は、山口県で育てる場合ー

1年を通して週3日は葉水したら良かったです。

エアコンをつけているお部屋を想像してみてください。

夏も冬も空気が乾燥してますよね。

ここのポイントがフィカス シャングリラに辛い環境になってます。

 

●室内での置き場所が日当たりが悪く日照不足だった(特に冬)

●鉢底に水が溜まる仕様の鉢で、水はけが悪かった

 

良かった育て方だけより

意外に失敗体験の方が伝わりやすいな。と思うので

いつもスタッフに体験談をしっかり話して、全員が知っている情報が

共有できることを大事にしているんです。

 

だって、毎日スタッフの数ほど見てあげれたら

必ず異変に早く気づいてあげれるから。

そして、逆もありで

今回のように『季節外れの花が咲いたよ~』も

雪空に心が温まるニュースで思わずみんなが笑顔になれた瞬間も

この仕事の醍醐味かなっと思っています。

 

園芸店の新米店長と、ゆかいな仲間たちで

植物が元気に育つよう奮闘記ならではの視点で今日は

リアルタイムな情報をお届けできてとても嬉しく思います。

 

等身大の目線で植物の発見をこれからもご紹介していきたいと思います。

是非色んな奮闘記を見て心が和んで頂けたらと思います。

 

 

 

フィカス シャングリラ

【 花言葉・特徴 】

科・属名:クワ科フィカス属
原産地:中国・台湾
学名:Ficus vaccinioides

茎や枝から根が飛び出す気根が特徴で、この気根はアスファルトやコンクリートを突き破るほどのパワーがあります。その気根から生命力を感じることから「健康」という花言葉がつけられたとされています。
「多福の木」「幸せを呼ぶ木」と呼ばれています。
良い運気を引き寄せたり、金運アップにつながるなどと言われています。

 

【 置き場所 】

丸くかわいい葉っぱが下向きに生えるため、風水では気分を落ち着かせたり、リラックスさせたりといった風水効果が期待されます。
日頃から癒しを求めている人にはぴったりの観葉植物になってくれます♪
置き場所のオススメは

「寝室」…ゆっくりと眠れるように。

「キッチン」…気の流れがよくなる。「玄関」…悪い気を中和させ、リラックス効果の期待ができる。

 

【 育て方 】 

● 置き場所
フィカス・シャングリラは日当たりと風通しの良い場所を好みます。
室内の明るい場所や遮光された日が届くような場所が最適です。
耐陰性があるので室内でも育てられますが、その場合はなるべく明るい場所がオススメです。
エアコンなどの風が直接当たらないようにしましょう。
冬は最低でも5℃以上が確保できる室内で冬越しするのがおすすめです。

● 水やり
水を好む観葉植物ですので土の表面が乾いたら鉢底から流れ出る位たっぷりと水やりをしましょう。
その際、受け皿に残った水は根腐れ防止の為、必ず捨てるようにします。
年中多湿を好みますので、水やりと併せてこまめに葉水で水分や湿度を補います。
水切れを起こすと葉がチリチリとなってきますので、葉の様子次第でお水を与える量を調整してください。
春〜夏は土や葉の状態を見ながら1~3日に1回を目安に。
秋から冬にかけて徐々に水やりのペースを落とし、冬は土が完全に乾いてから数日後に水やりをします。

 

 ☆ ー ☆ ー ☆ - ☆ ー ☆ ー ☆ - ☆ ー ☆

お好みの フィカス シャングリラ を見に行こう

※ 花芽付きが届いたらラッキーです ※

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お店も覗いてみてね

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