富貴蘭 変化を楽しむ | 建国覆輪 『縞柄から覆輪に変化してきた』

富貴蘭 変化を楽しむ | 建国覆輪 『縞柄から覆輪に変化してきた』

伝統園芸植物会で斑入り柄物芸は

覆輪が最終的な芸とも言われているようです。

 

建国覆輪 -kenkokufukurin-

 

縞柄から覆輪に変化したり

虎斑がでてきたり

中透けがでたり

と変化が多いのが魅力の建国覆輪

 

変化の多さが愉しさにもつながり

愛好家も多いように思います。

 

育てるのにあたっての工夫は

採光をある程度強く取った方が良いと思う。

 

 と岡部太郎氏のコメントより抜粋。 

 

 

 

 

 

建国覆輪(ケンコクフクリン・1本立)


縞柄から覆輪に変化してきて、深覆輪も交えて
さらに進化しそうで面白いです。

 

以下、富貴蘭辞典より抜粋ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

後冴えの黄覆輪の場合、2枚目の葉から覆輪が現れ

下葉ほどはっきりとした黄覆輪で冴える。軸元の濃い泥軸で

泥根であるが色は薄いほうである。

付けは月型。

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 【用語の解説】

 深覆輪…深い覆輪が入ること。覆輪が葉元まで回ったもの。
    大覆輪ともいう。

    右の下葉から2枚目。左の天葉のような覆輪の事。

 

堅条線…葉にちょっとしたへこんだ細い線の様。

    縞のように見えるけど、縞柄ではない。

 

墨流し…墨とは、葉に現れる黒い線。特に葉の裏に現れる事が多い。

    時折、葉の表にも現れる。

    墨を流したような黒い線が流れて見える事から

    墨流しと呼ばれるようになったのでしょう。

 

黄覆輪…黄色の色合いの強い覆輪の事

冴える…色味が黄金色のようにパッと輝いたように見える

泥軸…軸が茶色

泥根…根が茶色

付け根が月型…付けが月型になっているもの

 

 【岡部太郎氏コメント】

数年前に初めて建国覆輪を買ったとき、

覆輪が出ている状態でした。これで完成品なのかなと

思ったが、更にまた深覆輪が出たり、虎斑のような柄が出たり

中透けのような柄が出たりと入り交じって変化があるので

更に楽しませてくれる品種と思います。

 

 

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