先日は福岡県糸島にある生産農家の【はざま園芸】さんへ
取材に行ってきました。
規模感に圧倒されて。。。
これだけの植物を管理されてるとは。。と管理を考えると脱帽でした。
大好きな『金のなる木 黄金花月 』の管理されているご様子を
どうしても生で見たくて。
金のなる木の中で少しばかり難易度が高いと思っているので
管理のコツなど見つけられたらとの訪問でしたが
快く承諾していただき、お忙しい中ご対応いただき感謝しております。
さて、福岡県糸島はとてものどかな海沿いにある場所で
観葉植物を育てていらっしゃる方も多く
山口に比べると海風のお陰なのか湿度が違うなという印象です。
山口県より風がさらっとした肌ざわりを感じました。
黄金花月。沢山あるとお花畑のような光景です。
不思議ですよね。
緑の葉が多い株もあり聞いてみると
『肥料を与えると黄色くなる』との回答でした。
なんの肥料を使われてますか?とお聞きしたところ
『緩効性の肥料IB化成』などを使っているとの事で
何だか親近感が湧きました。
私も自社ではIB化成を使っているので
共通点があっただけでとても盛り上がってきました。
【 豆知識 】
IB化成は肥料成分がゆっくりと溶出するため、
植物の根に優しく、成分が無駄なく吸収されやすい
長く効く緩効性肥料です。
窒素・リン酸・カリウムがバランス良く配合されており、
あらゆる植物にお使いいただけます。
私は1号につき1粒程度を与えてます。
お水を与えるたびにゆっくりと効いていくいく肥料で
肥料の形が崩れて粉状になってきたら効きめが薄れてきているので
次の肥料を足すタイミングです。
『金のなる木 黄金花月 』の育て方で初めの頃悪戦苦闘したのは
思ったより夏に弱い。冬の方が育てやすい。
不思議ですよね~。
多肉質なので夏に元気に育ちそうなものの。。
意外や意外、夏にコンディション崩して、取り扱い初めた頃は
全部溶けてなくなっちゃいました。。
気づいたのは、水を与えすぎてはだめ。
1年中、水を少な目に与えて丁度良いです。
必ず土が乾いてから次の水やりをします。
常に土が湿った状態を嫌いますので水はけのよい土に植えます。
夏の蒸れに弱いので風通しの良い場所に置きます。
生産者さんでも、中には弱って傷んでしまう株もあるとの事。
夏の攻略が、黄金花月を元気に育てる鬼門となります。
万が一、根腐れや葉が溶けてしまい始めたら
早めに悪い葉をカットして、取れた葉は風通しの良い場所に置いてみましょう。
気候の良い時期(春~秋)はすぐに赤ちゃん葉がぷくっと生まれて
根が出たら土に植えるとどんどん復活してモリモリになりますので
ご安心を。
そこまで付き合えれば長いお付き合いができるようになります。
少し難易度が高めと思って、観察しながらお水やり、置き場所を
調節して攻略する楽しみを見出して頂けたらと思います。
それでは、しどろもどろの説明より
お写真で観葉植物ツアーへGO~!
マドカズラもこんなにあるとタペストリーのよう。
モンステラ。こちら珍しい斑入り品種ですが全て売約済みで
国外へ出ていくものばかりだそうです。残念。
フィロデンドロン バーキン
葉の縞模様が人気です。
アスプレニウム コブラシダ
タニワタリとして流通しているシダの仲間の異変種で、なかなか流通しない希少品種です。葉は固く激しく波打っていることから【コブラ】と名付けられました。
胡蝶蘭も別室で温度管理を完璧に管理されて育てられてました。
フィロデンドロン レッド
ディフェンバキア
ココヤシ
こうやって小さな小さなポットから
大きく育っていくまでの手間を考えると
生産者さんってスゴイ仕事だなと改めて感じさせられます。
品種が綺麗に揃えてあるのでまるで絨毯のような光景です。
こんなのどかな島、福岡県糸島の生産者さんハウスツアーを
ご覧いただきありがとうございました。
植物だけでなく学んだことは
ザルの整理整頓、効率よく重ねて使う事
同業者として知恵を感じました。
ホースの収納の仕方も聞いてみました。
こうやって8の字に収納して置いて
ホースを8の字のまま移動させて、自分の進む方向へ引くと
スルスルッとスムーズにホースがほどけると聞き
皆で目から鱗でした。
毎日毎日広大な土地の中で大量な植物に向き合うお仕事だからこその
知恵を学び、私たちも日々の取り組みに知恵を出し
また頑張ろう。と思えるとっても人柄も良いのが滲み出ている
波左間さんに園のご案内をして頂きました。
はざま園芸さんの植物を是非ご覧くださいませ。