フランスゴム(Ficus elastica)は、育てやすく、インテリアとしても映える人気の観葉植物です。艶やかな葉っぱと丈夫な性質で、初心者にもピッタリ!
枝が柔らかく曲がり仕立てがしやすいこと、そして他の品種に比べて耐陰性・耐寒性が高いのが特徴なので、フィカス属の中でもかなり丈夫で育てやすい品種と言われています。
観葉植物「フランスゴム(Ficus rubiginosa)」の育て方について、初心者にもわかりやすいようにポイントをまとめました。
フランスゴムの木 はフランス人の植物学者が発見したと言われています。
濃い緑色の美しい肉厚な葉を持ちつつ、ゴムの木の中では小さめの葉なので、基本的に見た目がスッキリした姿です。
正式名称のルビギノーサには「鉄さび色の」という意味があり、小さな葉の表面にうっすらと茶色い毛が生えていることから、この名前が付けられました。
基本情報
花言葉:『永遠の幸せ』『すこやか』
別 名:フィカス・ルビギノーサ、フランスゴム
英 名:Ficus rubiginosa
学 名:Ficus rubiginosa
科 目:クワ科
属 名:フィカス属
原産地:オーストラリア東部
※作成時の情報に基づき掲載しております。作成年によって、科名や属名の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解くださいませ。
[植え替え時期]
■5月~9月頃
2~3年に1回を目安に、ひとまわり大きな鉢へ植え替えます。
鉢底から根が出てきたり、根詰まりで水がしみ込まなくなったりしたら年数を待たず植え替えをします。
ゴムの木は茎や葉を切ったり傷を付けたりすると白い樹液が出てきます。
この樹液はラテックスといい、触れると肌がかぶれたり、アレルギーの症状が出たりすることもあるので注意します。
[肥料の種類と時期]
■5月~9月頃
固形緩効性肥料を2か月に1度置き肥を施すか、水に薄めた液肥を2週間に1度のペースで水やり代わりに与えてもよいです。
肥料の与えすぎは、根の傷みや徒長の原因になります。
冬は生育が緩慢な時期なので、肥料は与えません。
難易度:★
[難易度の目安]
★1~2…初級
★3 …中級
★4~5…上級
風水
丸みをおびた葉はお金の象徴でもあるので、金運アップにも効果的です。
南国が原産のゴムの木は、たっぷりの日差しを浴びて成長するため、とても強い陽の気を持ち、飾るだけで家全体の気の流れが良くなり幸運を呼び込むといわれています。
『置き場所』
■玄関…全体運アップ!良い気も引き寄せますが同時に悪い気も引き寄せます。ゴムの木を玄関に置けば、良い気を呼び込み、悪い気を和らげるため全体運が上がる効果が期待できるでしょう。
■リビング…家庭運アップ!ゴムの木の丸い葉は、安心感を与えリラックス効果をもたらすため、家族が集まるリビングに置けば家族全員を癒してくれて気持ちを整えてくれるでしょう。
■キッチン…金運・健康運アップ!キッチンは金運と健康運をつかさどる場所なのですが、風水的に気のバランスを取るのが難しく、気が乱れやすい場所です。キッチンにゴムの木を置いておくと、気のバランスが整えられ明るい循環を生み出せるでしょう。
■寝室…恋愛運をアップ!気の巡りを良好にし恋愛運をアップしてくれる効果があるので、夫婦との関係にも良い影響があるでしょう。
採光
年間を通して風通しが良く、日当たりの良い場所で育てます。
直射日光は葉焼けの原因になるので、レースカーテン越しの柔らかい光にしてあげます。
耐陰性がありますが、日当たりが悪いと徒長しやすく、葉が落ちたり軟弱に育ち葉色も悪くなるため、明るい場所に置きます。
気温の下がる秋には室内へ移動する必要があります。
フランスゴムの木は寒さに弱い植物です。最低10℃以上の暖かい室内での管理をおすすめします。
冬の窓際は屋外と変わらないくらいに冷え込むので、窓から離した明るい場所に置きます。
なるべく暖かい場所で管理することが重要なポイントです。
室内で管理する場合は、暖房やエアコンの風が直接当たると葉が傷んでしまうので、直接当たらない場所に移動します。
水やり
■春~秋:生育期にあたる春から秋にかけては土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。
生長期の春~秋は水切れにならないように注意します。
夏は日中の高温で、鉢の中の温度も上昇して煮えたようになってしまいます。
根にダメージをあたえないように、夕方の涼しい時間帯に水を与えるようにするとよいです。
水やりのついでに、葉水も与えるとよいです。
気温の下がる秋からは土の渇き具合を見ながら、徐々に水やりを控えます。
■ 冬 :気温が下がる冬の時期は、ゴムの木が休眠期に入って生長が止まります。
土の表面が乾いてから2~4日後に水やりをするようにします。
土が湿った状態が長く続くと根腐れの原因になるので、乾燥気味に育てます。
できるだけ日中の暖かい時間帯に常温の水を与えます。
乾燥する冬の葉水は、暖かい時間帯に、葉全体にふんわり水滴が乗る程度にしましょう。
■通 年:鉢皿に溜まった水は根腐れの原因になるので必ず捨てます。
空気の乾燥はゴムの木の葉が落ちる原因の1つです。
葉が丸くて大きいことから水分の蒸発も早いため、霧吹きで葉の表裏に葉水をこまめに行うのが効果的です。
葉水をすることで、湿度を与えるだけでなくホコリを落としや害虫防止効果にもつなります。
まとめ
・陽の気を持ち、飾るだけで家全体の気の流れが良くなり幸運を呼び込む
・年間を通して風通しが良く、日当たりの良い場所で育てる
・霧吹きで葉の表裏に葉水をこまめに行う
・水やりは春~秋、土の表面が乾いたら水をたっぷり与え、冬は表面の土が乾燥して2~3日経過してから、控えめに水を与えます。
このようにフランスゴムは、初心者にも育てやすく、室内を明るく彩る観葉植物としてとても人気です。葉が丸みを帯びていて癒し系の葉姿。幹曲がりは特にインテリア性も高く、気に入った樹形が選べると長く鑑賞するのに楽しみに。お手入れのコツさえつかめば、元気に育ってくれるので、ぜひ挑戦してみてください。
そんな『フランスゴム Ficus rubiginosa』を観に是非お立ち寄りくださいませ。