テーブルヤシは鮮やかな濃緑の葉が特徴のミニサイズのヤシ科植物です。
テーブルの上で育てられるサイズなことから「テーブルヤシ」と呼ばれるようになりました。
細い葉が羽のようにつらなり、ふんわりと広がる涼しげな様子は、南国の雰囲気を漂わせ、リゾートインテリアや和風インテリアなどとしても人気があります。
観葉植物「テーブルヤシ(Parlour Palm)」の育て方について、初心者にもわかりやすいようにポイントをまとめました。
基本情報
花言葉:『貴女を見守る』
別 名:チャメドレア、カマエドレア
英 名:Parlour Palm
学 名:Chamaedorea elegans、Collinia elegans.
科 目:ヤシ科
属 名:カマエドレア属
原産地:メキシコ、中南米など
※作成時の情報に基づき掲載しております。作成年によって、科名や属名の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解くださいませ。
[植え替え時期]
■5月~6月頃
テーブルヤシは成長が遅いため頻繁に植え替えを行う必要はありません。
鉢底から根が出てきたり、根詰まりで水がしみ込まなくなったり、葉の茂り方に対して鉢が小さく感じてきたら、植え替えのサインです。
一回り大きい程度の鉢に植え替えます。
テーブルヤシは小さいまま育つと思われがちですが、実際は成木になると3mほどにまで成長します。
そのため、植え替えのときに鉢を大きくしていくと、それにともなって大きく成長していきます。
小さいまま育てたいのであれば、株分けをするか、長く伸びた茎元をたどって、根本から切って調整してあげるとよいです。
[肥料の種類と時期]
■5月~10月頃
固形緩効性肥料を2か月に1度置き肥を施すか、水に薄めた液肥を2週間に1度のペースで水やり代わりに与えてもよいです。
株が大きくなりすぎるのを防ぎ小さいまま育てたいのであれば、肥料を規定量より少な目に与えます。
冬は生育が緩慢な時期なので、肥料は与えません。
難易度:★★
[難易度の目安]
★1~2…初級
★3 …中級
★4~5…上級
風水
テーブルヤシには、気分を晴れやかにし、チャレンジ精神や集中力をアップさせる効果があるため、仕事運や金運アップに役立つとされています。
『置き場所』
■玄関…良い気も引き寄せますが同時に悪い気も引き寄せます。テーブルヤシの鋭く尖った葉には、邪気を払う効果があり、悪い運気をシャットアウトすることで全体運・金運を高め、家の中に幸運を呼び込んでくれます。 また、やる気を高める作用があり、精神のバランスを整えるなど、気分が落ち込みがちだなと感じる方は、玄関にテーブルヤシを飾ってみてくださいね。
■書斎…鋭く尖った葉をもつテーブルヤシは、強い気を発するといわれており、成長、成功へ導くパワーをもっているので仕事運アップが期待できます。 また、競争に打ち勝つのに効果的ともいわれ、仕事で勝負事に勝ちたい方や、これから新しいことに挑戦したい方にぴったりです。
■トイレ…トイレは汚れや臭いにより悪い気が溜まりやすく、気が乱れやすい空間です。 テーブルヤシの良い気に変えてくれるパワーで、乱れてしまった調子を元に戻す効果が期待できます。さらに、マイナスイオンを発する植物で、空気清浄効果も期待できます。
採光
年間を通して風通しが良く、日当たりの良い場所で育てるのがおすすめです。
強い直射日光や西日は葉焼けの原因になるので当たらないように注意します。
直射日光が差し込むお部屋ではレースカーテン越しの窓辺に、それ以外のお部屋ではガラス窓越しに飾るようにします。
冬場以外は戸外で育てられますが、室内から屋外に出す場合は、半日陰から日向へと少しずつ慣らしてください。
夏の直射日光や西日に当てると葉焼けすることがあるので、日差しの強い時は半日陰や寒冷紗などで弱めの遮光をした風通しのよい場所に置きます。
気温の下がる秋には室内へ移動する必要があります。
5℃程度の温度に耐えることができますが、屋外で育てている場合、気温が10℃を下回る10月中旬から11月までに室内に取り込んで管理します。
日当たりの良いガラス窓越しで管理するのがおすすめですが、窓から冷気が入ってきやすいので、窓の少し内側に置くようにします。
ユッカは下の葉から枯れていきます。
ユッカの枯れた葉や込み合った葉をそのままにしておくと間延びしてバランスが悪くなってしまうだけでなく蒸れてしまい、病気や害虫の被害に遭いやすくなります。
枯れた葉はこまめに取り除きます。
室内で管理する場合は、暖房やエアコンの風が直接当たると葉が傷んでしまうので、直接当たらない場所に移動します。
水やり
■春~秋:土の表面が乾いたら鉢底から水が流れるくらいに、しっかり水を与えます。
夏場は水切れで枯れやすいので注意します。生育期の水切れは、テーブルヤシの葉先が枯れる原因になります。
しかし、土が湿っている状態で水を与えると、根が呼吸できないことによる根腐れが起きるため注意します。
水やりをするときは、シャワーでたっぷりと葉にもかけるのもポイントです。
夏は日中の高温で、鉢の中の温度も上昇して煮えたようになってしまいます。
根にダメージをあたえないように、夕方の涼しい時間帯に水を与えるようにするとよいです。
気温の下がる秋からは土の渇き具合を見ながら、徐々に水やりを控えます。
■ 冬 :冬場のテーブルヤシは、生育がほぼ止まりますので、乾燥気味に育てます。
土が乾いてから4~5日後に水を与える程度にします。
できるだけ日中の暖かい時間帯に常温の水を与えます。
乾燥する冬の葉水も、暖かい時間帯に、葉全体にふんわり水滴が乗る程度にします。
この時期は特に空気が乾燥するので、葉水を忘れずに与えると葉が傷む心配がありません。
■通 年:テーブルヤシは根腐れを起こしやすいため、水やりは必ず土の表面が乾燥してから行います。
葉水をすることで、湿度を与えるだけでなくホコリを落としや害虫防止効果にもなります。
鉢皿に溜まった水は根腐れの原因になるので必ず捨てます。
まとめ
・仕事運や金運アップの風水効果が期待できる
・年間を通して風通しが良く、日当たりの良い場所で育てる
・成長期の春~秋は土の表面が乾いたらたっぷりと水を与える
・冬場は土が乾いてから4~5日経ってから水を与える程度にする
・水やりは必ず土の表面が乾燥してから行う
エキゾチックでトロピカルな雰囲気が人気のテーブルヤシ。
成長もゆっくりで、強健なため初心者の方にもおすすめの観葉植物です。
常緑なので冬になっても見た目はそのまま!
枯れた葉が落ちるようなことはないのでテーブルやオフィスの机にも飾るのにもぴったりです。
そんなテーブルヤシに癒されてみませんか?
『テーブルヤシ(Parlour Palm)』を観に是非お立ち寄りくださいませ。