モンタナグッキーはフランス人植物学者リチャード・モンタグナック氏の名前をとって命名されました。
全身から生えたトゲが特徴のアローディア属の中でも、モンタナグッキーは特に鋭く長いとげが特徴です。
灰色がかった鋭いトゲが幹全体を覆い、そのトゲの合間から、ハート型の小さな葉が可愛らしく生えてくるため、トゲトゲしい外見と柔らかい葉の対比が特に魅力的です。
成長はゆっくりで、大きく育てるには長い年月がかかります。
基本情報
学 名:Didiereaceae Alluaudia
科 目:ディディエレア科
属 名:アローディア属
原産地:マダガスカル南西部
[植え替え時期]
■月~月頃
生育する25度以上の時期に、二年か三年に一回植え替えをします。
根を傷つけないようにし、水はけの良い土壌を使用してください。
そのまま1週間、水をやらずに日陰で管理して養生してから、通常に日当たりに戻して、水やりを再開します。
[肥料の種類と時期]
■5月~10月頃
気温が25度以上になる5月〜10月に、通常の2倍に薄めた液体肥料を2週に一回か、化成肥料を規定の半分以下の量を1ヶ月に一回やります。
ただし、あまり樹高を高くしたくない場合は肥料を与える必要はありません。
難易度:★★★
[難易度の目安]
★1~2…初級
★3 …中級
★4~5…上級
風水
とげを持つ植物は『陽の気』を帯びているとされており「魔除け」「邪気除け」の効果があるとされています。
[置き場所]
■「窓辺」「玄関」「ベランダの近く」…インテリアに取り入れるときは、気を呼び込む場所に置くのがおすすめです。
採光
1年を通して風通しの良い、明るい日光の当たる場所で乾燥気味に管理します。
良く日に当てると葉も小さく、丈も詰まった株に育ちます。
アローディアの仲間は日光が不足すると、ヒョロヒョロとした軟弱な株になってしまいます。
生長期の夏であれば、雨ざらしにしても問題なく生長します。
ただ、寒さには弱いので気温が10度を下回るようになってきたら室内の陽当たりの良い場所に移します。
冬は葉を落としますが、暖かくなるとまた葉を展開します。
休眠中もなるべく日光に当て、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。
水やり
■春~秋:乾燥を好むため水やりは控えめにします。
気温が25度以上になる成長期の夏でも週に 1~2 回程度で構いません。
土がカラカラに乾いてから、鉢底から水が出るくらいにしっかりと水をやりましょう。
秋に入り涼しくなってくると葉を徐々に落とし始めるので、そのタイミングで水やりの回数も減らしていき、春までは完全に断水します。
鉢の中が蒸れるのを防ぐ為、暑い日は、朝や夜の涼しい時間帯、寒い時期は暖かい時間帯の水やりがおすすめです。
■ 冬 :寒くなってくると葉を徐々に落とし始めるので、そのタイミングで水やりの回数も減らしていきます。
土がカラカラに乾いてから、土の表面を濡らす程度の水やりにします。
鉢底から水が出るくらいにやると、蒸発しきらずに根腐れしてしまいます。
気温が下がる冬にはすべての葉を落とし休眠状態に入るので、翌年の春まで水やりを完全に停止します。
翌年春以降に気温が上がり、葉が芽吹き出してから水やりを再開しますが、急に与えると弱るので徐々に水やりの回数を増やし慣らしていきます。
■通 年:受け皿に水が溜まっていたら捨てましょう。放置していると根腐れを起こします。
まとめ
・乾燥を好むため水やりは控えめに
・気温の下がる冬は休眠するため葉を落としたら断水
・成長期も休眠期も良く日に当てると◎
・冬は葉を落とすが、春からまた新しい葉が出る
成長するにつれてトゲがさらに密集し、より存在感のある姿に成長していく点も育てる楽しみのひとつです。