観葉植物を育てていると、基本的な植物の水やりや採光を気にしていたら、
比較的育てるのにスムーズに育てられる植物と、
結構、観察しながら置き場所や水やりに工夫が必要な植物
もしくは、時期的に、少し配慮が必要な植物があると思います。
初めて植物を育てたりする場合は、出来るだけ難易度の低い
※※※【育てやすい】植物5選から選ばれると安心です。※※※
▼ ▼ ▼ コチラにご紹介してます ▼ ▼ ▼
今日ご紹介するのは
お世話好きさんにピッタリなちょっと難易度の高い植物5選
という事で、基本的な植物を育てることはマスターして
だいぶん植物と会話できるようになって少しゆとりが出てきて
ちょっと手応えのある植物を育てることにトライして攻略してみたい欲を
感じ始められた方へ、ちょっとコツがいったり、ちょっと工夫が必要な
植物をご紹介してみます。
植物の世界は奥が深いので
品種によって先に知識を持って育てる工夫が必要です。
どこが原産地なのか、底の気候と日本の気候差を知って
生育期にベストな環境は?
休眠期にベストな環境は?
と最低限この2つは押さえてから育て始めると安心ですよね。
色んな人のおススメがあるから面白いと思うので
今日は観葉植物専門店の店長の私から見て
ちょっと難易度の高い植物5品種を選んでみました。
まずは表紙を飾ってくれた
カラテア ロゼオピクタ
まるでアートのような葉がとても魅力的なカラテア。
おやすみなさい…と布団をかぶるようにして、カラテアの植物も夜になると眠ります。
広げてあった葉っぱを上に立て、きゅっと身を寄せます。これは休眠運動と呼ばれ、ネムノキなどにも見られる特徴です。
【花言葉・特徴】
『飛躍』
『強い思い』
『あたたかい心』
カラテアは赤道が近い熱帯アメリカ(ブラジル、ベネズエラ、エクアドルなど)に150種ほど自生するクズウコン科の植物になります。美しい斑点模様と、独特な色彩が美しいです。
【風水】
丸い葉は、穏やかな気を持つとされています。調和をもたらす作用や、リラックス効果があると言われています。
【育て方】
一年を通して明るい日陰に置きます。耐陰性が強い反面、直射日光には弱く葉焼けをするため、常に遮光した場所がよいでしょう。また空気が乾燥した環境に置いたり強い風に当たったりすると、葉が丸まったり、葉先から痛んできたり枯れる原因となります。湿度を60%以上に保ち、室内ではエアコンなどの風が当たらない場所に置きましょう。基本的には室内管理がおすすめです。
やや湿った状態を好みますが、ずっと湿ったままだと根腐れを起こします。水やりのタイミングは土の表面が乾いてからです。夏場は水切れに注意し、気温が下がってきたら水やりの間隔を徐々に開けていきましょう。冬場は表土が乾いてから1週間ほど経った後水やりをします。寒さに弱いため、冬場の水やりは暖かい時間に行い、室温程度の水を使いましょう。
【ちょっと難しいと思うポイント】
・湿度を60%以上に保つ
エアコンの風などでお部屋の中は乾燥しがちなので一日の中で数回葉水が必要な事。
・やや湿った状態を好みますが、ずっと湿ったままだと根腐れを起こす
葉水をすると土の上が常に湿りっぱなしになりがち。そのさじ加減が絶妙。
・寒さに弱いため、冬場の水やりは暖かい時間に行い、室温程度の水を使いましょう。
寒さに弱いのに室内はエアコンで乾燥している為、小まめに室温程度の温度の葉水が必要な事。
ガジュマル
ガジュマルは古くから「精霊が宿る木」と言われる神聖な木。「キジムナー」という赤い髪の子供の精霊が棲んでいて、仲よくすれば家が栄えるとも言われています。
またガジュマルの樹は別名『多幸の木』とも呼ばれていて、良い運気を引き寄せたり、金運アップにつながるなどといわれており風水アイテムとしても人気があります。
【花言葉・特徴】
茎や枝から根が飛び出す気根が特徴で、この気根はアスファルトやコンクリートを突き破るほどのパワーがあります。その気根から生命力を感じることから「健康」という花言葉がつけられたとされています。
「多幸の木」「幸せを呼ぶ木」と呼ばれています。
良い運気を引き寄せたり、金運アップにつながるなどと言われています。
【置き場所】
丸くかわいい葉っぱが下向きに生えるため、風水では気分を落ち着かせたり、リラックスさせたりといった風水効果が期待されます。
日頃から癒しを求めている人にはぴったりの観葉植物になってくれます♪
置き場所のオススメは
「寝室」…ゆっくりと眠れるように。「キッチン」…気の流れがよくなる。「玄関」…悪い気を中和させ、リラックス効果の期待ができる。
【育て方】
たくさんの日光を浴びて育つ観葉植物です。日が差すベランダや明るい窓辺に飾ると、ガッシリした丈夫な木に育ちます。
水やりは「土が乾いたらたっぷりと与える」です。春~夏は1カ月に1回くらいを目安に水やりをします。葉の上から与えると喜びます。蒸れを嫌うので土を乾燥気味に育てます。なるべく風通しの良い場所に置きます。葉水を1週間に1回くらい与えるのもお勧めです。そして、気温が下がってきたら徐々に水やりのペースを落とし、冬は土が完全に乾いてから数日後に水やりをすると枯れさせずにすみます。かなり乾かし気味で大丈夫です。
【ちょっと難しいと思うポイント】
・日光を当てること
ガジュマルは熱帯~亜熱帯地方に分布する常緑高木なので、暖かくて日光のある場所を好みます。お部屋の中で育てる場合が多い為、明るい窓辺などに置いて日光浴ができる場所がいい。
・水のやり方に工夫が必要
写真のように枝に切れ目を入れて挿し木をしてくっつけている園芸品があり、その場合はいくら土の上にお水を与えても、挿し木の所にお水が上がらないと葉に水が行き渡らず枯れる原因も。枝をよく観察してみて、元の木から直接生えている枝と葉なのか。それとも刺し木から生まれている枝と葉なのか見分けて対処が必要。挿し木の場合であれば、挿しているところに直接お水を与える事で元気に葉が育ちます。
金のなる木 斑入り 黄金花月
縁起の良い小判のような葉型で、金の成る木として親しまれている花月(かげつ)はとても丈夫で育てやすいです。
ころんと丸みのある分厚いはが特徴的で、水を体内に貯える能力が非常に高いです。忙しい毎日を送られている方へ、ぷっくりとした葉が癒してくれます。
【花言葉・特徴】
『一攫千金』
『富』
『幸運を招く』
『不老長寿』
縁起のよい名前や花言葉から、開業・開店祝い、新築祝といったプレゼントによく贈られます。
ころんと丸みのある葉っぱが特徴の観葉植物です。
【置き場所・風水】
中国では、金の成る木は金運や繁栄を招く縁起のよい植物とされてきました。そのため、風水でも金運アップの効果があるとされています。
「南東」…金運をアップさせる方位に置く
「リビング」…葉っぱが上向きで丸い形をしていることから、人を元気付け、リラックスさせる効果を併せ持っています。家族が集まり、友人を招きいれるリビングに飾るのがオススメ。
【育て方】
1年を通じて日なたに置きましょう。日陰でも育ちますが、日当たりが悪いと株が間延びしてしまいます。引き締まった株を育てるにはは日当たりの良いところで管理してください。
真夏の間は半日陰で、乾いた空気を保って育てましょう。冬の間は室内で育てて下さい。多湿に弱いので風通しの良い場所だとなおいいです。
水やり…多肉質の茎葉に水を蓄えているので、乾燥には強い植物です。水やりの回数は通年通して控えめにして、水やりをする際は底から出るくらい。夏の間は一度水をあげた後は、土表面がカサカサになるまで待って水をあげて下さい。7~9月の間は水やりを控えてください。冬はほとんど水をあげなくて構いません。
月に1~2回あまり気温の低すぎない昼間に少しあげましょう。
【ちょっと難しいと思うポイント】
・1年を通じて日なたに置きましょう。
室内で育てられることが多く、日光浴のできる場所へ置くのがオススメ。
・水やりの回数は通年通して控えめにして、水やりをする際は底から出るくらい。
通年お水やりを少なめにして、風通しの良い場所を好むのですが、室内で育てられている方で、枯れてしまう方のほとんどがお水の与えすぎや風通しの悪い場所に置かれていたり、土が乾いていないのにまた次のお水を与えてしまっていて、常に土がジメジメしていて、根腐れを起こしてしまうという状況の方が多いです。ひどい環境の方は、土にカビが生えてしまうくらい湿度が高い状況を気づかず枯らされるという事で、土を乾かし気味というポイントが人によって感じ方に差があることが原因であるように思います。
エアプランツ
どこに置いても存在感があり、銀葉がとても美しくティランジアの王様と称さるキセログラフィカ。天井から吊るしたり、木や板に張り付けたりいろいろな楽しみ方ができるスパニッシュモス。
【花言葉】
『不屈』
土のない環境でも、空気中から水分を吸収し美しい花をつけることから『不屈』という花言葉がつけられました。
【置き場所】
適度に湿度があり、風遠しの良い場所を好みます。
強い光に当たると、葉っぱが焼けてしまうので、西日など直射日光が当たる場所は避けましょう。
エアコンなど乾燥した風が直接当たらないように気をつけましょう。
【水やり】
昼間は水分の蒸発をを防ぐ為に気孔を閉じています。夜になると気孔が開き、空気中の水分を吸収します。
1日に1回以上、夕方から夜間に霧吹きで株全体をたっぷりと濡らし、きちんと乾かしましょう。
エアープランツを丸ごと水に浸す場合は、植物は呼吸をしているため1分ソーキングをおすすめしております。水からあげたら風通しの良い場所で乾かします。葉の間に水が溜まったままにならないように注意しましょう。
【ちょっと難しいと思うポイント】
・1日に1回以上、夕方から夜間に霧吹きで株全体をたっぷりと濡らし、きちんと乾かしましょう。
夜にお水やりをするのですが、日中も乾燥しすぎないように霧吹きで数回にわたってお水やりが必要。お水を与えた後は風通しの良い場所で乾かすという繰り返しが大切。
うっかりすると乾燥しすぎてカリカリに枯れてしまう可能性もあるので、自宅の乾燥状況によってお水を与える頻度が変わること。
春からは明るい場所に置くと花を咲かせることができるけど、お部屋の中では光が足りずにお花を咲かせることはなかなか難しい。
つる性 ガジュマル フィカス シャングリラ
フィカス・シャングリラは別名つる性ガジュマルと呼ばれる品種で、鉢から垂れ下がるように生長します。
茎を伸ばし枝垂れるので、お部屋をおしゃれにするアイテムとしても人気です。
艶のある小さな丸葉もシャングリラの魅力のひとつです。
【花言葉・特徴】
科・属名:クワ科フィカス属
原産地:中国・台湾
学名:Ficus vaccinioides
茎や枝から根が飛び出す気根が特徴で、この気根はアスファルトやコンクリートを突き破るほどのパワーがあります。その気根から生命力を感じることから「健康」という花言葉がつけられたとされています。
「多福の木」「幸せを呼ぶ木」と呼ばれています。
良い運気を引き寄せたり、金運アップにつながるなどと言われています。
【置き場所】
丸くかわいい葉っぱが下向きに生えるため、風水では気分を落ち着かせたり、リラックスさせたりといった風水効果が期待されます。
日頃から癒しを求めている人にはぴったりの観葉植物になってくれます♪
置き場所のオススメは
「寝室」…ゆっくりと眠れるように。「キッチン」…気の流れがよくなる。「玄関」…悪い気を中和させ、リラックス効果の期待ができる。
【育て方】
フィカス・シャングリラは日当たりと風通しの良い場所を好みます。
室内の明るい場所や遮光された日が届くような場所が最適です。
耐陰性があるので室内でも育てられますが、その場合はなるべく明るい場所がオススメです。
エアコンなどの風が直接当たらないようにしましょう。
冬は最低でも5℃以上が確保できる室内で冬越しするのがおすすめです。
水やり
水を好む観葉植物ですので土の表面が乾いたら鉢底から流れ出る位たっぷりと水やりをしましょう。
その際、受け皿に残った水は根腐れ防止の為、必ず捨てるようにします。
年中多湿を好みますので、水やりと併せてこまめに葉水で水分や湿度を補います。
水切れを起こすと葉がチリチリとなってきますので、葉の様子次第でお水を与える量を調整してください。
春〜夏は土や葉の状態を見ながら1~3日に1回を目安に。
秋から冬にかけて徐々に水やりのペースを落とし、冬は土が完全に乾いてから数日後に水やりをします。
【ちょっと難しいと思うポイント】
・年中多湿を好みますので、水やりと併せてこまめに葉水で水分や湿度を補います。
こういうつる性の植物は葉水をこまめに与える必要があります。水が切れてしまうと一気に枯れてしまうので、カラテア同様、頻繁にお水が必要です。ただしその際に土が常に湿っている状態だと根腐れの原因にもなりますので土の上は乾いてからお水を与えるようにしたら安心です。そのさじ加減が少し慣れるまで難しいです。
という事で、ご紹介した『育てるのに少し難易度が高い植物たち』は
共通してお水やりの難しさを乗り越える必要があると分かります。
【 まとめ 】
・日本には四季があるという点。
・国内でもお住いの地域によっても気候差があるという事。
・土が湿ったり、乾いたりの自己判断に感覚の差が出るという事。
・エアコンで室内の空気が乾燥している事。
・室内だとお日様の光が弱いこと。
この辺りを、育てられる環境で工夫できると育てる中級~上級ランクの植物たちを攻略できるのではないでしょうか。
私は思います。土の植物も人間と同じでよく見てあげる事。
毎日、朝起きておはよう。と見てあげる事。
昼に、こんにちは。
夜におやすみ。と見てあげる事。
そうすると、毎日毎日見ていると、些細な変化にも早期に気づいてあげることができます。
子育ても同じ。職場で交配を見守るのも同じ。
見ていてもらえてる。それだけでも応えてくれるのは
人間も植物も同じだなぁ。と思うのです。
なので子育てが終わって、植物を育て始める方も多いのかな?とも感じます。
植物も簡単ではありません。
病気にかかったり、害虫の被害に遭ったりと。。
だけど、そのお世話も含めて植物を育てる楽しさと感じて頂けますと
永く植物を育てて頂けるのではないかと思います。
私がこの仕事に携わる前、なかなか植物のお世話ができない環境でもあったので1鉢だけ友達にプレゼントで贈ったガジュマルを我が家へも迎えました。
その1鉢だけ育てるのも命と同じ気持ちでいたので当時はとてもプレッシャーで。。
だけどその頃は植物を育てることが右も左もわからなかった頃で、
とにかく毎日目が届くところに置こう!とキッチンの流し台の前に置いてました。そうすると朝に夜に茶碗を洗う時に必ず1日2回は見てやれるので。
20年経った今もわが家の守護神として家族を見守ってくれています。
私がガジュマルを見守り。ガジュマルも私たち家族を365日見守ってくれてる関係です。
余談でしたが20年前のこのお仕事に携わる前は、SNSもそんなに活発ではなく、植物の育て方などはあまり情報がなく、ただ知識もなかった私がしたことは、
『毎日見てあげる』でした。
誰にも教えてもらってなかった私は不安でしたので
葉が垂れたら、どうした?と話しかけて水やりの回数や頻度を変え
肥料はそんなに必要ないと聞いていたので、
時には米のとぎ汁を与えていました。
余談でしたが、どんな植物も基本を解るようになり
基本…採光・水やり・風通し
中級~上級品種をトライしたくなる植物好きさんが増えると
嬉しく思います。
何かお話ししたい事など、または誰かに聞いてもらいたい話などありましたら
いつでも一緒にお話しできると嬉しく思います。
色々な植物たちとの一期一会をご提供できましたら幸いです。
是非お店にもいらしてくださいね。
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