観葉植物のある暮らし | 植物を育てる『初心者さん』にオススメの比較的育てやすい植物5選

観葉植物のある暮らし | 植物を育てる『初心者さん』にオススメの比較的育てやすい植物5選

植物を育てていると、基本的な土を確認してのお水やり風通し採光

植物を育てる基本をマスターさえしていれば、枯らしたりというリスクを減らせることで育てやすい植物があります。植物を育てる『初心者さん』にまずは育てやすい植物から育てるのをお勧めしたいと思います。

 

その前に、観葉植物を育てるにあたって

基本的な育て方のポイントをご紹介したいと思います。

 

🍃 お水やりのタイミングは土が乾いたか土を触ってみてから判断する

お水やりの失敗でよくあるのが、まだ土が湿っているのにお水やりをしている

事です。土が湿っている時、観葉植物の水分補給は満たされてます。

『もう飲めないよ』と言っているのに『もっとお水飲みなさい』と

意思に反して与えてしまっていることになります。

 

では、まずお水を与える事で得られるメリットを少し考えてみましょう。

① 水分と一緒に土の中に酸素を取り込み、鉢底から流れ出るくらいのお水を与える事で、土の中の老廃物を水分と一緒に鉢底から排出することができ、土の中を綺麗に洗浄することができる。

② 土が水分を吸収してふかふかの耕された畑のような土になると水分と一緒に栄養もちゃんと吸収してくれる土になる。

③ 土が乾いた時と水分を含んだ時とで収縮を繰り返すことで、植物の発根を促すことができる。

お水を与える事によって得られるメリットがわかると、お水やりの見方も変わってきます。

 

🍃 風通しの良い場所を好む。エアコンが直接当たる場所はNG。

🍃 レースのカーテン越しなど柔らかい光(屈折させた光)の当たる場所を好む。

この2点は原産地によっても違うので、少し抜粋してご紹介します。

 

観葉植物は主に熱帯や亜熱帯といった温暖な地域を原産地としています。
原産地の環境とどんな植物が生息して、どのような場所が良いかを調べてみました。

●熱帯アメリカなどの熱帯多雨林

(種類:フィットニア・アジアンタム・モンステラなど)

熱帯アメリカはペルーやコロンビア、エクアドルなどの地域で、平均気温が高く温暖な環境が多い土地です。なかでも雨が多い地域を「亜熱帯雨林」と呼び、ジャングルのような自然界には多くの観葉植物が自生しています。

雨が多くなかなか日航が届かないため、比較的耐陰性が高い種類が多く自生します。室内やレースのカーテン越しなどでも育てることが可能です。また、高温多湿の環境が多い為、定期的に葉水をするなどして乾燥を防ぐのもポイントです。

 

■東南アジアや南太平洋地域の熱帯多雨林

(種類:ガジュマル・ポトス・アイビーなど)

熱帯多雨林でも東南アジアや南太平洋の地域では違った種類の観葉植物が原産地となっています。ジャングルのような地域で大樹にくっついて育つツル性の種類や、地面に根を張る種類が気根を伸ばして成長するのも、この地域の特徴です。

比較的明るい環境が多く、太陽の光を好む種類が一般的です。また高温多湿な環境は熱帯アメリカと同じため、湿度が高めの環境で育ててあげてください。

 

■東南アジアやアフリカの熱帯・亜熱帯地域

(種類:ゴムの木・ドラセナ・ベンジャミン)

多雨林の気候ではない東南アジアやアフリカなどは、多くの観葉植物が自生する熱帯や亜熱帯地域に含まれます。こうした地域では太陽の光を浴びて成長する樹状の種類が多く、自然界では5mを超える種も珍しくありません。日本でも沖縄や鹿児島の離島地域などは熱帯に分布し、観葉植物も多く自生しています。

こういった地域の種類は観葉植物の基本的な育て方を守るのがポイントとなります。水は土の乾燥した状態でたっぷり与え、日当たりが良い環境を置き場所に選びましょう。また比較的成長が早い種類が多いため、定期的な植え替えや剪定で環境を整えてあげるのもポイントです。

 

■中南米・アフリカなどの砂漠地域

(種類:多肉植物・サンスベリア・ハートカズラ)

中南米(メキシコ・コスタリカなど)やアフリカの砂漠地域は雨が少なく乾燥した気候が続きます。観葉植物にとっては厳しい環境ですが、この地域を原産地とする種類は水を蓄える性質を持っており、環境に適応するよう性質を進化させてきました。多肉植物のように葉がぽってりとした種類はこの地域を原産とする植物の特徴です。

こうした地域の観葉植物はやや乾燥気味に育てるのがポイントで、水やりは土がしっかり乾いてから与えるなどメリハリが大事です。水を与えすぎると根腐れの原因になるため、しっかり土の状態を確認するようにしましょう。

 

■ヨーロッパの地中海気候地域

(種類:オリーブなど)

 熱帯や亜熱帯以外の原産地としてはヨーロッパが有名です。夏は乾燥し冬は雨が多い地中海気候の環境が独自の生態系を生み出し、その地に適応した種類が生まれました。

オリーブやローリエのような繊細な見た目の種類が多いですが、乾燥にも強く丈夫な特徴を持っており、屋外で育てるのが一般的です。水はけの良い土の環境を作るのが元気に育てるポイントです。また、冬場の寒さにも強いため、降雪地帯などよほど寒さが厳しい環境でなければ屋外で越冬ができます。

 

 ■屋外に置いて育てるなら日本原産のソテツなどは日本の気候にピッタリ

このように日本原産ならではで、日本の気候に合ってるからこそロックガーデンとして地植えしても安心して植えられ見応えもあり人気です。

置きたい場所や用途によって選べるように様々な大きさの植物をピックアップしてみました。

 是非、育てるのが比較的簡単な植物から育ててみて、自信が付いたら少しずつ難易度を上げていかれると植物を育てる楽しみを見出せると思います。

万が一、枯れてしまっても、またチャレンジして観察しながら工夫を続ける事が大事です。先代よりいつも言われていたのが『水やり3年』という言葉。

枯れないのが一番ですが、枯れたことによって、考えるきっかけをもらえます。

どうしてあげたら良かったんだろう。何を工夫すれば元気に綺麗な葉をつけてくれるだろう。人間と同じで生まれた環境も違えば個性が全く違うという事。

そうやって植物の原産地も違う、個性も違う子たちに寄り添う事が

植物を育てていく上で一番大事な事だと私は思います。

 

何度も何度もチャレンジして1ずつ理解が深まる植物の世界の魅力を味わっていただけますと嬉しく思います。

様々な植物のお悩みを皆様より寄せられて共に考える出逢いに感謝しております。植物のある気持ちの豊かな生活を夢見て。

新商品など私もいつも楽しみに学ばせて頂いております。

是非、覗いてみてくださいね。

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