砂漠のバラとも呼ばれる「アデニウム」は、その個性的な樹形と鮮やかな花が魅力の植物です。
冬の休眠期を終え、春はアデニウムが再び活動を始める大切な季節。
元気に花を咲かせるためには、このタイミングでの管理がとても重要です。
この記事では、春に意識したいアデニウムの育て方のポイントを詳しくご紹介します。
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基本情報
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学名:Adenium obesum
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科名:キョウチクトウ科
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原産地:アフリカ東部・アラビア半島
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耐寒温度:10℃前後(できれば15℃以上を維持)
1. 日当たりと置き場所
春になったら、アデニウムを徐々に日光に慣らしていきます。急に強い日差しに当てると葉焼けを起こすことがあるため、段階的に日照時間を増やすことが大切です。
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最初の数日は半日陰やレース越しの光で管理
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1〜2週間かけて直射日光下に移動
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室内で育てていた場合は特に注意が必要
2. 水やりのコツ
冬の休眠が終わり、春は水やりの頻度が少しずつ増えていきます。
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土が完全に乾いてからたっぷりと与えるのが基本
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肥大した根があるため、過湿は根腐れの原因になります
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気温が安定するまでは様子を見ながら調整
3. 温度管理
アデニウムは寒さに弱いため、春とはいえ最低気温が10℃を下回るうちは室内管理が安心です。
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日中の気温が15℃を超える頃が屋外デビューの目安
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朝晩の冷え込みが強い地域では、まだ油断禁物
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鉢ごと移動できるようにしておくと便利
4. 肥料の与え方
春から秋にかけてはアデニウムの成長期。肥料を与えることで、健康な株に育ちやすくなります。
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緩効性の置き肥を月に1回程度、株元に設置
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または液体肥料を2週間に1回程度与える方法も
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窒素よりもリン酸・カリが多めの肥料がおすすめ
5. 害虫と病気の予防
暖かくなると同時に、害虫も活動を始めます。
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アブラムシやカイガラムシに注意
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見つけたら早めに駆除スプレーで対応
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通気性のよい場所に置くことで、病気も予防しやすくなります
6. その他の注意点
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土の状態をチェックし、古くなった土は植え替えることを検討します(春は植え替えに適した時期)
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鉢底から根が出ている場合も、サイズアップを考えるタイミングです
春の管理ポイントまとめ
1.日光に徐々に慣らす
2.水やりは完全に乾いてからたっぷりと
3.最低気温10℃を下回る場合は室内で管理
4.成長期に入ったら肥料を与える
5.害虫の早期発見と早めの対処が大切
6.土の状態に応じて植え替えを検討
春の管理をしっかり行えば、アデニウムはぐんぐん成長し、夏には美しい花を咲かせてくれます。
春はアデニウムと向き合う絶好の季節。手間を惜しまずお世話することで、唯一無二の存在感を楽しむことができます。
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