アガベ・アメリカーナ・メディオピクタは、その美しい中斑模様が特徴的な観葉植物です。
葉の中央に入る斑が際立ち、コントラストの強い葉が魅力的です。観賞価値が高く、また耐寒性や耐暑性、乾燥にも強いことから、多くのガーデニング愛好者に人気があります。
この記事では、このアガベ・アメリカーナ・メディオピクタを元気に育てるためのコツと注意点を紹介します。
基本情報
花言葉:『繊細』『気高い貴婦人』
別 名:華厳、White-Striped Century Plant
学 名:Agave americana var. medio-picta
科 目:リュウゼツラン科(キジカクシ科)
属 名:アガベ属
原産地:メキシコ
※作成時の情報に基づき掲載しております。作成年によって、科名や属名の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解くださいませ。
[植え替え時期]
■4月~5月頃
2年に1回程度鉢に根がいっぱい回っているようでしたら、1~2回り大きな鉢に植え替えます。
[肥料の種類と時期]
■4月~6月頃・9月~10月頃
緩効性肥料を2か月に1回を目安に与えてください。
液体肥料を10日に1回与えてもよいでしょう。
元々あまり肥料を必要としません。
栄養過多になると肥料焼けをおこしたり、徒長や根が傷む原因にもなるので要注意です。
難易度:★
[難易度の目安]
★1~2…初級
★3 …中級
★4~5…上級
風水
『置き場所』
■「玄関・エントランス」…アガベのように先端が尖り上に向かって伸びる観葉植物は、風水学的には「邪気」を払い、厄除けとなる点に加え、「陽」の気を発し、置かれた場所を浄化してくれると言われています。
そのため、アガベは玄関先やエントランスなど、外部との接点のある場所に置くと良いとされています。
採光
日なたの風通しの良い場所が最適です。雨よけがあれば、過剰な湿気を避けることができます。
ただし、夏の強い直射日光は葉を傷めることがあるので、半日陰で育てる方が安心です。
アガベは耐陰性があるものの、室内の暗い場所では元気がなくなりがちです。
暗い場所で管理する場合は、定期的に日光浴をさせると良いです。
冬場は0~3℃程度まで屋外で冬越しが可能です。基本的には-5℃程度まで耐えられると言われていますが、極端な寒さには注意が必要です。
冬場、室内管理する場合は窓辺の日当たりの良い場所が理想的です。また、暖房やエアコンの風が直接当たる場所は避けるようにし、葉や幹を守るために風が当たらない場所に置くようにします。
暖かくなってきた4月以降は、屋外に移して日光を浴びさせることで元気に育てることができます。
水やり
■春~秋:生長期の春から秋は土がしっかり乾いたらたっぷり与えます。
夏は鉢の土が乾いて4~5日後にたっぷり与えます。
夏場の水やりのタイミングは気温の下がる夕方~夜が適しています。
■ 冬 :冬の休眠期は水やりを控え乾燥気味に管理します。
水やりをする時は、土が乾いて、数日たって比較的暖かい昼間のうちに水やりしてください。
暖かい昼間のうちに水やりすると、低温障害から守ることができます。
■通 年:水のあげすぎは根腐れの原因になります。
乾燥気味に育てます。
受皿に溜まった水は根腐れの原因になるので必ず捨てるようにします。
まとめ
-
日当たりの良い場所で育てる
-
適切な水やりを行い、過湿を避ける
-
湿度の高い場所は避ける
-
耐寒性があるが、極端な寒さには注意する
-
夏場の直射日光は避ける
独特の存在感を放つアガベ・アメリカーナ・メディオピクタは、ひと鉢あるだけで空間の印象をぐっと引き締めてくれます。
丈夫で育てやすく、インテリアグリーンとしても屋外のアクセントとしてもおすすめの一鉢です。