室内やベランダで育てられる観葉植物として人気の高いボトルツリー(ブラキキトン・ポプルネウス)。
その名前の由来は、特徴的な膨らんだ幹がまるでボトルのように見えることから来ています。
丸みを帯びたユニークな姿はインテリアとしても抜群の存在感を放ちます。
しかし、見た目の美しさだけでなく、適切な育て方を理解することで、健康で長く楽しめる植物に育てられます。
本記事では、ボトルツリーの置き場所、日光、水やり、肥料、管理のポイントを詳しく解説し、初心者でも育てやすい方法を紹介します。
基本情報
別 名:カエデゴウシュウアオギリ
英 名:Queensland bottle tree
学 名:Brachychiton rupestris
科 目:アオギリ科
属 名:ブラキキトン属
原産地:オーストラリア
※作成時の情報に基づき掲載しております。
作成年によって、科名や属名の分類とは異なる場合がありますが、ご理解くださいませ。
[植え替え時期]
■5月~9月頃
ボトルツリーは2〜3年ごとに、一回り大きな鉢へ植え替える必要があります。根詰まりを防ぎ、株を健全に育てるために適した時期です。
[肥料の種類と時期]
■5月~9月頃
固形の緩効性肥料を2か月に1回、鉢の土の上に置く置き肥として与える方法や、水で薄めた液肥を2週間ごとに水やり代わりに使う方法があります。肥料が少なくても生育には影響が少ないですが、葉の茂りや株のボリュームを増やしたい場合は、規定量を守って与えるとよいです。
難易度:★★
[難易度の目安]
★1~2…初級
★3 …中級
★4~5…上級
風水
ふくらんだ幹は「金運」や「豊かさ」を象徴し、芽吹く力強さから「再生」「成長」のエネルギーも持つとされる植物です。
空間に活力を与えたい時や、新しい運気を取り込みたい場面に適しています。
『置き場所』
■西・北西…金運に関わる方角
■東側の明るい窓辺…成長運を高める
■玄関やリビング…良い気の流れを引き込みやすくなる
採光
年間を通して風通しが良く、明るい場所が適しています。
耐陰性はあるものの、暗い場所では枝葉が伸びすぎたり、葉が落ちたり、葉色が薄くなることがあります。
強い直射日光や西日には葉焼けのリスクがあるため注意が必要です。
室内ではレースカーテン越しの柔らかい光、屋外では遮光ネットなどを活用すると環境を整えやすくなります。
気温が下がる秋には屋内に移動させ、最低5℃以上を保つように管理してください。
冬の窓際は屋外と同じくらい冷え込むことがあるため、窓から離れた明るい場所で管理します。
暖房やエアコンの風が直接当たらない位置で置くこともポイントです。
水やり
■春~秋
生育期は土の表面が乾いたら、十分な量の水を与えます。
夏は日中の高温で土が熱くなるため、根に負担をかけないよう夕方の涼しい時間帯に水を与えるとよいです。
水やりの際に葉にも霧吹きで水をかけると、乾燥対策になります。
秋以降は気温に応じて水やりの頻度を調整します。
■冬
気温が低くなると成長が緩やかになるため、水の必要量も減ります。
土が完全に乾いた後、2〜3日置いてから水を与えます。水やりが少なすぎて葉が落ちる場合は回数を調整します。
■通年
葉水は乾燥防止だけでなく、ハダニやアブラムシなどの害虫予防にも役立ちます。
鉢皿に残った水は根腐れの原因になるため、必ず捨てるようにしてください。
まとめ
育成の5つのポイント
-
明るく風通しの良い場所に置く
-
土が乾いたら水を与え、冬は控えめに
-
春~秋に肥料を適量与える
-
2~3年ごとに大きめの鉢に植え替える
-
葉水で乾燥対策と害虫予防を行う
これらのポイントを押さえることで、ボトルツリーは個性的な姿を保ちながら、健康に育てることができます。
毎日のちょっとした観察とケアで、インテリアグリーンとして長く楽しめる一鉢に育て上げてください。