雨の季節も可愛く元気に!
小さな葉が愛らしく、つるを伸ばして成長する姿が魅力のアイビー(ヘデラ)。
吊り鉢や壁面グリーンにもぴったりで、インテリアグリーンとして高い人気を誇る植物です。
乾燥や寒さに比較的強く、初心者にも育てやすいのが特徴ですが、梅雨のように湿度が高い時期は注意が必要です。
今回は、梅雨を快適に乗り切るためのアイビーの育て方を詳しくご紹介します。
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基本情報
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学名:Hedera helix
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科名:ウコギ科(Araliaceae)
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原産地:ヨーロッパ、西アジア、北アフリカ
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生育適温:15~25℃
1. 日当たりと置き場所
アイビーは明るい場所を好みますが、直射日光が苦手なため、梅雨時の置き場所選びがポイントになります。
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屋内では、カーテン越しの柔らかい光が入る場所がおすすめです
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窓際の直射日光が強い場合は、レースカーテンなどで光をやわらげる工夫をします
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湿気がこもる場所では葉が傷む原因になるため、風通しのよい場所を意識することが重要です
2. 水やりのコツ
梅雨時は空気中の湿度が高いため、土が乾きにくくなり、根腐れの原因になることもあります。
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表土が乾いてから水を与えるのが基本です
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鉢皿に溜まった水は放置せず、こまめに捨てて清潔に保ちます
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空気中の湿度が高い場合は、葉水(霧吹き)を控えめにするか中止する判断も必要です
3. 温度管理
梅雨の時期は、気温が上昇し、同時に湿度も高くなるため、蒸れに注意が必要です。
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室内ではサーキュレーターや扇風機などで空気の流れを作ると病害虫の予防にもつながります
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植物同士の間隔を広げて通気性を保つことで、根元のカビや腐敗を防ぎやすくなります
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冷房が効いた部屋に置く場合は、風が直接当たらないように配慮することも大切です
4. 肥料の与え方
アイビーは生育旺盛な植物なので、成長期には適度に肥料を与えることで元気に育ちます。
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梅雨の時期は、緩効性肥料を月に一度ほど与える程度が適量です
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液体肥料を使う場合は、2~3週間に一度の頻度で様子を見ながら与えると良いバランスが保てます
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肥料を与える際には、土の状態や株の様子を確認することを忘れずに行います
5. 害虫と病気の予防
高湿度環境では、病気や害虫のリスクが上がるため、日々のチェックが肝心です。
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アイビーに発生しやすい害虫は、ハダニ、アブラムシ、カイガラムシなどです
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葉に異常が見られたら、濡れた布や歯ブラシなどでやさしく除去し、必要なら殺虫剤を使用します
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葉が混み合っている場合は、剪定して風通しを良くするだけでも病気の予防になります
他に注意すべき点
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つるが伸びすぎると蒸れの原因になるため、適宜カットして樹形を整えると健康状態を保ちやすくなります
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湿度がこもりやすい場所では、鉢を持ち上げて下に空間を作ると通気が確保できます
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見た目が崩れてきたら、剪定を兼ねた挿し木で増やす楽しみ方もあります
梅雨の管理ポイントまとめ
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明るい日陰で風通しの良い場所に置く
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土が乾いてから水を与え、湿気を避ける
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空気を循環させて蒸れを防ぐ
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緩効性の肥料を月1回与えて元気を保つ
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病害虫のチェックをこまめに行う
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伸びすぎたつるは適度に剪定して整える
植物との暮らしを、もっと豊かに
葉の一枚一枚が可愛らしく、空間にやさしい印象を与えてくれるアイビー。
梅雨の時期でも、ちょっとした管理で美しい姿を保つことができます。
つるの成長を眺めたり、剪定で形を整えたりと、育てる楽しみが尽きないアイビーとの暮らし。
雨の季節こそ、グリーンの癒しを取り入れてみませんか?
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