大胆に切れ込みが入った葉が印象的な「モンステラ」
エキゾチックな雰囲気と育てやすさから、室内グリーンとして高い人気を誇ります。
ただ、梅雨の時期は湿気や日照不足でトラブルが起きやすい季節。
根腐れや葉の変色を防ぐためには、この時期ならではのポイントを押さえる必要があります。
この記事では、梅雨のモンステラ管理法を詳しくご紹介します。
▲モンステラの商品ページは画像をclick
基本情報
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学名:Monstera deliciosa
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科名:サトイモ科
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原産地:中南米の熱帯地域
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適温:18℃~25℃
1. 日当たりと置き場所
梅雨時はどうしても日照不足になりがちですが、モンステラの健康な成長には明るい間接光が不可欠です。
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室内ならレースカーテン越しの日が当たる窓際がおすすめ
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雨の当たらない屋外であれば、明るい半日陰も適しています
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日照不足が続くと、葉のツヤがなくなったり、新芽が小さくなることがあります
2. 水やりのコツ
モンステラの梅雨時期の水やりは、基本的に土の表面が乾いたら行う通常の水やりと変わらず、ただし湿度が高いため、水やり頻度を少し控えることが推奨されます。
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土の表面がしっかり乾いてから水を与える
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水やりは朝の時間帯が適しています。夜間は湿気がこもりやすく、カビの原因になることも
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水は鉢底から出るまでたっぷりと与え、受け皿の水は放置しない
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空気が乾燥している場合や葉がくすんでいるときは、軽く葉水をするとハリが戻ります
3. 温度管理
梅雨の時期は気温と湿度が不安定になりがちです。モンステラは高温多湿をある程度好むものの、蒸れすぎは禁物です。
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室温は18〜25℃が理想的。エアコンを使う際は、風が直接当たらないように注意
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湿度がこもらないように、定期的な換気やサーキュレーターの使用が有効です
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雨が続いて気温が下がる日は、室内の暖かく安定した場所に移動するのが安心
4. 肥料の与え方
梅雨も生育期ですが、環境ストレスが多い時期なので肥料は控えめに与えるのがベターです。
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液体肥料は月に1〜2回、薄めて使用する程度で十分です
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緩効性肥料を施している場合は、追加の肥料は控えて様子を見ます
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株が弱っているときは肥料を与えず、環境改善を優先します
5. 害虫と病気の予防
湿気が多い梅雨は、カビや害虫が発生しやすくなる時期でもあります。
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よく見られる害虫はカイガラムシやハダニ、コバエなど
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風通しを良くし、葉の裏までしっかりチェックする習慣を
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葉がベタついたり、異臭がする場合は根腐れやカビのサインです。早めに対応します
他に注意すべき点
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鉢底の排水性が悪いと根腐れのリスクが高まります。鉢穴が詰まっていないか定期的に確認
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梅雨明け直後は強い日差しに急に当てないように注意。徐々に光に慣らすことで葉焼けを防ぎます
梅雨の管理ポイントまとめ
1.明るい場所で日照を確保(直射日光は避ける)
2.水は土が乾いてから、朝に与える
3.エアコンの風を避け、換気と空気の循環を意識
4.肥料は控えめにし、株の様子を見ながら調整
5.葉の裏を含めたこまめな観察で害虫・病気を予防
6.梅雨明け後の強光には徐々に慣らす
モンステラは、その姿だけで空間を豊かに彩ってくれる存在です。
梅雨の時期はやや手がかかるように感じるかもしれませんが、ほんの少しの気配りで植物は驚くほど応えてくれます。
湿気の多い季節こそ、植物との距離を近づける絶好のチャンス。
心と空間にグリーンの癒しを取り入れて、モンステラとの日々をより楽しんでみてください。
『モンステラ』を観に是非お立ち寄りくださいませ。