柔らかな葉が風にそよぎ、空間を明るく彩ってくれるテーブルヤシ。
手間が少なく初心者にも育てやすい観葉植物として人気ですが、春は成長期への大切な準備期間です。
冬を越えて元気を取り戻すこのタイミングで、正しい管理をすることで、より美しい姿を長く楽しめます。
今回は、テーブルヤシの春の管理について、ポイントを押さえて解説します。
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基本情報
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学名:Chamaedorea elegans(チャメドレア・エレガンス)
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科名:ヤシ科
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原産地:メキシコ、グアテマラの熱帯雨林
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耐寒温度:5℃程度(できれば10℃以上をキープ)
1. 日当たりと置き場所
テーブルヤシは直射日光を嫌う植物です。春になって日差しが強くなってくると、葉焼けを起こすことがあります。
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室内のレースカーテン越しの明るい場所が最適です
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半日陰でも育つため、北向きの部屋でも大丈夫です
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急に日差しの強い場所へ移すのは避け、徐々に慣らすことが大切です
2. 水やりのコツ
春は気温の上昇とともに活動が活発になりますが、まだ乾燥しやすい時期。水の与えすぎに注意が必要です。
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土の表面が乾いたらたっぷりと与えます
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鉢皿に溜まった水は根腐れの原因になるため捨てるようにします
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ハイドロカルチャーの場合は、根元の水位を確認しながら調整します
3. 温度管理
春先でも冷え込む日があります。テーブルヤシは寒さに弱いため、最低気温には注意が必要です。
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まだ肌寒い日は、窓際を避けて室内中央の安定した場所に置きます
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エアコンの風が直接当たると葉が乾燥するため、風の流れにも注意します
4. 肥料の与え方
テーブルヤシは肥料をそれほど多く必要としませんが、春は与え始めに適した時期です。
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観葉植物用の液体肥料を月に1〜2回程度与えます
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緩効性の置き型肥料でも可
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濃度が濃すぎると根を痛めることがあるため、規定より少なめに始めると安心です
5. 害虫と病気の予防
春は気温と湿度の変化が大きく、害虫が発生しやすい時期でもあります。
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葉の裏などを定期的に観察し、ハダニやカイガラムシに注意します
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風通しを良くすることで予防効果が高まります
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害虫を見つけたら、濡れたティッシュで拭き取るか、専用スプレーを使用します
6. その他の注意点
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葉にホコリが溜まると光合成の妨げになります。春は葉の拭き取り掃除を習慣にすると効果的です
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鉢の中で根詰まりしている場合は、春が植え替えのベストタイミングです(2〜3年に1回が目安)
春の管理ポイントまとめ
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直射日光は避け、明るい場所に置く
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土の表面が乾いたらたっぷり水やり
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寒暖差に注意して安定した場所に置く
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薄めの肥料を少しずつ与え始める
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害虫予防として風通しと葉のチェックを習慣にする
春は植物も人間も、新しい季節の始まり。
テーブルヤシもこの時期からぐんぐん成長してくれます。部屋の一角に緑があるだけで、空間がグッとやさしく、明るくなります。
ゆっくりと時間をかけてお世話することで、植物との暮らしがもっと楽しくなるはずです。
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