アガベ・チタノタ “レッドキャットウィーズル”は、赤みを帯びた葉色が印象的なチタノタ系統の中でも人気の高い品種です。
重厚なロゼット状のフォルムに、鋸歯のような鋭いトゲをもつ葉が特徴的で、光の加減によって葉色が変わる姿も魅力のひとつ。見る角度によって異なる表情を見せるため、コレクターからの評価も高いアガベです。
見た目のワイルドさとは対照的に繊細な一面もあるため、適切な植え替え時期や肥料の管理が美しい株姿を維持する鍵となります。ここでは、季節ごとの管理方法を丁寧に解説します。
基本情報
花言葉：『繊細』『気高い貴婦人』
英 名：Agave titanota 'Red Catweazle'
学 名：Agave titanota 'Red Catweazle'
科 目：リュウゼツラン科
属 名：アガベ属
原産地：メキシコ
※作成時の情報に基づき掲載しております。作成年によって、科名や属名の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解くださいませ。
[植え替え時期]
■4月〜6月頃
春から初夏にかけてが最も適しています。根が鉢いっぱいに広がったり、用土の劣化が見られたら植え替えのサインです。
排水性の高い多肉植物専用培養土を選ぶと、根腐れのリスクを軽減できます。
[肥料の種類と時期]
■4月〜10月頃
春から秋にかけての生育期には、観葉植物または多肉植物用の液体肥料を月に1〜2回程度与えます。冬は休眠に入るため、肥料を与える必要はありません。
難易度：★★
[難易度の目安]
★１～２…初級
★３ …中級
★４～５…上級
風水
アガベは鋭い葉先をもつことから「邪気を退ける力」を宿すといわれ、古くから魔除けや厄除けの象徴とされています。
また、力強く上に伸びる姿は「決断力」「仕事運」「金運」を高める縁起植物としても人気です。
【おすすめの設置場所】
■玄関：悪い気を遮断し、良い運気を招き入れる。特に西向きの玄関に置くと金運アップの効果があるとされます。
■リビング：空間の中心に置くと、家全体の気の流れが整いやすくなります。
■オフィス・書斎：集中力や判断力を高め、ビジネス運を後押し。デスクの右側に配置すると良い流れを生みます。
■ベランダや屋外：日光をよく浴びる場所に置くと、植物の活力が高まり空間浄化にもつながります。
採光
通年を通して明るく、風の通りが良い場所を選びます。
日照が不足すると徒長したり、葉が柔らかくなって色が薄くなることがあります。
真夏の直射日光や強い西日は葉焼けの原因になるため、遮光ネットなどを使いながら環境を整えます。
室内ではレースカーテン越しの光が理想的。
秋から冬にかけて気温が下がってきたら、屋外管理は避けて室内へ。最低でも5℃を保つようにします。
冬の窓際は外気に近い冷え込みになる場合があるため、窓から少し離れた明るい位置で管理すると葉の痛みを防げます。
また、暖房やエアコンの風が直接当たると乾燥して葉が傷むため、風の影響を受けにくい場所が最適です。10℃以上の環境を保つと元気に育ちやすくなります。
水やり
■春～秋：成長期は、用土が乾いてからたっぷり水を与えます。真夏は日中の高温を避け、夕方の涼しい時間帯に行うと根への負担が軽減されます。気温が下がる秋以降は、乾き具合を見ながら徐々に水の量を控えます。
■冬：寒さで生育が緩やかになるため、水分をあまり必要としません。土が完全に乾いてから、2〜3週間に1回程度、少量の水を与える程度で十分です。
■通年：湿度が高すぎると根腐れの原因になります。やや乾燥気味に保ち、鉢皿に溜まった水は必ず捨てるようにしてください。
まとめ
アガベ・チタノタ レッドキャットウィーズルを元気に育てる5つのポイント
・明るく風通しの良い環境で管理する
・乾いたらしっかり水を与え、過湿を避ける
・冬は室内の暖かい場所で保護する
・乾燥気味を意識して根腐れを防ぐ
・植え替えには排水性の高い用土を使用する
個性的で美しいフォルムを長く保つには、季節ごとのリズムを意識して環境を整えることが大切です。
ゆっくりとした生長を見守りながら、光によって変化する葉色の美しさを楽しんでください。
↓ 下記画像を押したらお店でお散歩できます ↓
