富貴蘭 白牡丹 から白い葉が見えた。
白牡丹の魅力は親の柄があまり見えなくても、白い子が出てくる。
親木に白い縞柄とか白い牡丹芸が出る木から白柄の子が出やすいが
青い親木で白柄が少ししか出ていない木から白い牡丹芸の子が出てくるのが
愉しいし面白い。とお話を聞かせて頂いたのは岡部ガーデンの岡部太郎氏。
自慢の白牡丹を何品か見せていただいたのでご紹介します。
私は素人なので
『牡丹芸って何ですか?』とすぐに聞きました。
岡部氏『天葉が白色に上がり幽霊木になる斑の移り変わりの変化が美しい葉』
との事。
『白牡丹って表現が難しいんだよ。縞柄もある、白色の斑の柄もある。
白い柄が80%以上ある葉を上柄品と言われているんだよ。
下葉になると青の無地葉となる。まれに下葉に縞柄が残るタイプもある』
縞柄の少ない安い白牡丹を作っていても、このように白い上柄の子が出ることも
あるのが、夢がある木だよね。正直言って価格も倍から3倍に跳ね上がることも
あるから愉しいよね。』
最後に、白牡丹を育てるのにあたって気を付けている事を聞いてみたところ
『一見弱そうに見えるけど、陽強く作っても結構よくできる』
との事で、
『但し陽に弱い木もある』のが注意どころとのこと。
白牡丹の魅力に夢中の岡部太郎氏の目は、富貴蘭を愛し70代とは思えない
イキイキとした表情に、富貴蘭の世界の愉しさが伝わってきました。
室内装飾マイスターとしての顔、造園士としての顔、そして
富貴蘭の生産者、趣味者としても充実した日々を送られていて
笑顔がまぶしかったです。
白牡丹の魅力。奥が深いです。