生命力あふれる「ソテツ」
春こそ育て始めのベストタイミング
重厚感のある葉姿が印象的な「ソテツ(蘇鉄)」は、和洋問わずさまざまなインテリアに馴染む観葉植物です。
丈夫で長寿な性質から“縁起の良い木”としても人気があります。
春の訪れとともに、休眠から目覚めたソテツはゆっくりと動き出します。
今の時期に正しく管理することで、夏に向けてぐんと美しく育っていきます。
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基本情報
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学名:Cycas revoluta
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科名:ソテツ科
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原産地:日本(九州・沖縄)や中国南部
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耐寒温度:目安は0℃前後(霜や雪には弱いため注意)
1. 日当たりと置き場所
ソテツは日光を好む植物です。春になったら、徐々に屋外や明るい窓際へ移動させて光に慣らしていきます。
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屋外に出す際はいきなり直射日光に当てず、半日陰からスタートすると葉焼けを防げます。
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風通しのよい場所が理想的。室内で育てている場合も、定期的に換気を行うと健やかに育ちます。
2. 水やりのコツ
春先は気温の変化が激しいため、根の動きも緩やかです。
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土の表面が乾いてから2~3日あけてから水を与えるのがベスト。
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気温が安定して20℃を超える頃から、水を吸い上げる力も強くなるので、水やりの頻度を少しずつ増やしていきます。
3. 温度管理
冬の寒さで弱っていた株は、急な気温上昇に戸惑うこともあります。
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基本的にソテツは寒さにある程度強く、屋外でも冬越しが可能です。ただし、春先の遅霜には注意が必要。
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朝晩が冷え込む地域では、簡易的なビニール温室や霜よけを活用すると安心です。
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急激な気温変化で葉が傷むことがあるため、日中と夜間の寒暖差が大きい日は屋内に取り込むのもおすすめです。
4. 肥料の与え方
活動を再開する春は、肥料を与えるスタート時期でもあります。
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化成肥料や緩効性肥料を株元に少量ずつ与えます。
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液体肥料なら月に2回程度、薄めたものを水やり代わりに施すと効果的です。
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肥料の与えすぎは根を傷める原因になるため、少量をこまめにが基本です。
5. 害虫と病気の予防
春は害虫の活動も始まる季節です。特に注意したいのがカイガラムシとハダニ。
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カイガラムシは葉の裏に白っぽい殻をつけて吸汁します。見つけたら歯ブラシなどで優しくこすって取り除きます。
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ハダニは乾燥した環境を好むため、葉水をして湿度を保つと予防に効果的です。
6. その他の注意点
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ソテツは成長がゆっくりな植物なので、焦らず見守ることが大切です。
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鉢が小さくなってきたら、春か秋にひと回り大きな鉢へ植え替えます。根を傷つけないよう丁寧に扱います。
春の管理ポイントまとめ
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明るい日陰から徐々に日光に慣らす
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水やりは「乾いてから少し待つ」タイミングで
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遅霜や寒暖差に注意し、寒い日は室内に取り込む
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肥料は薄めに少しずつ与える
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害虫対策に葉裏のチェックと葉水を忘れずに
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植え替えは根の状態を見ながら慎重に
凛とした葉姿が魅力のソテツは、育てるほどに存在感を増す不思議な植物です。
春のやさしい光を感じながら、じっくりとソテツと向き合ってみませんか?
あなたの暮らしに、長く寄り添うグリーンインテリアとしておすすめです。
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