複雑な枝の美しい樹形が特徴な「ペラルゴニウム ミラビレ(Pelargonium mirabile)
地上のサンゴなどと言われ神秘的な印象を与える、魅力のある人気の冬型塊根植物の傑作です!
銀白色の美しい葉は見ているだけで楽しめます。
本記事では、観葉植物「ペラルゴニウム トリステ(Pelargonium triste)」の育て方について、初心者にもわかりやすいようにポイントをまとめました。
属名「ペラルゴニウム」は、果実がコウノトリのくちばしに似ていることから名付けられ、種小名「mirabile」は「不思議な」という意味を持ちます。
基本情報
英 名:Pelargonium mirabile
学 名:Pelargonium mirabile
科 目:フウロソウ科
属 名:ペラルゴニウム属
原産地:南アフリカナミブ砂漠
※作成時の情報に基づき掲載しております。作成年によって、科名や属名の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解くださいませ。
[植え替え時期]
■9月頃
植え替えは生育期初めの9月頃に行います。
代謝が低くゆっくりと生長する植物なので、頻繁に植え替える必要はありません。
2〜3年に一度、鉢内が根でいっぱいになったら一回り大きな鉢に植え替えます。
塊根は本来は地中にあるものなので、鑑賞するために土より上に出す場合も半分から1/3程度は土に埋めておいた方が多少生長が早くなります。
[肥料の種類と時期]
■生長期の秋から春にかけて
生育が再開したら、緩効性肥料をごく少量か薄めた液肥を与えます。
月2~3回の頻度で液肥を与えます。
置き肥をする際は、休眠期には肥料が残らないよう注意します。
夏は休眠期なるので与えません。
難易度:★★★★
[難易度の目安]
★1~2…初級
★3 …中級
★4~5…上級
採光
年間をとして雨の当たらない風通しの良い場所が適しています。
春から初夏にかけて、気温が上がってくると生育が緩慢になり、葉を落として休眠期に入ります。
休眠中は涼しくなるまで少し遮光をして、風通しのよい涼しい場所で管理し、蒸れや多湿に弱いので注意します。
休眠期に入っても、涼しい環境では葉を落とさず生育する事もあります。
気温が下がってくる秋ごろになると生育を始め、気温の低い冬に旺盛に育ちます。
休眠から目覚めても、たまに気温の高い日があると植物が休眠状態に戻ってしまい、蕾や葉が落ちたり枯れたりします。
冬型の塊根植物ですが、冷たい風に当たる場所や、常に雪が降り積もる環境では枯れてしまうことがありますので注意が必要です。
最低でも5度は下回らないような場所で管理します。
急激な温度変化によって葉を落とすことがあるので、季節の変わり目は特に気にかけてあげます。
水やり
■成長期の秋と春は、用土が完全に乾いてから水やりをします。
その際は晴天が続く日を見計らって水やりをするようにします。
乾いていなければ無理にあげる必要はありません。
成長期にあまり水を与えすぎると花付きが悪くなるようです。
■春から初夏にかけて葉が落ち始めた頃からは徐々に水を控え、断水気味にします。
夏の休眠中でも完全に断水してしまうと細根が枯死してしまうので、涼しい日の夕方以降に用土を軽く湿らせる程度のごく少量の水を与えます。
■涼しくなり休眠から目覚めると、徐々に葉が芽吹き出してきますので、その頃から少しずつ水やりを開始します。
比較的暖かい午前中に行うのがおすすめです。
土の凍結を防ぐため、気温の低い夜間の水やりは控えます。
■鉢皿に溜まった水は根腐れの原因になるので必ず捨てます。
まとめ
・冬型の塊根植物で多湿や蒸れに弱い
・年間を通して風通しが良く、日当たりの良い場所で育てる
・生育期の秋と春は、土が完全に乾いてから水を与える
・夏は休眠期のため水を控え、断水気味に管理
ペラルゴニウム ミラビレは、その美しい姿で、インテリアに色鮮やかなアクセントを加えることができます。
ぜひ、この魅力的な植物を育てて、毎日の生活に豊かな彩りをもたらしてみてください。
『ペラルゴニウム トミラビレ』を観に是非お立ち寄りくださいませ。
あなたのグリーンライフを応援しています!